酪酸

■ 第1形態:C4(シーフォー)・チェーン見習い

<解説>
腸内細菌の訓練生。お尻から生えている「4つの鎖」がトレードマーク。
この鎖は「炭素(Carbon)」という重い金属でできており、生まれたばかりの彼はその重さに振り回されている。
歩くたびにジャラジャラと騒音(ガス)を立てるため、周りからは少し煙たがられている。
「短鎖(ショートチェーン)」と呼ばれる一族の末裔で、鎖は短いが強度は一級品。


■ 第2形態:結束師・バインダーC4

攻撃力
444
体 力
3,800

<解説>
4本の鎖を自在に操る術を体得し、腸内世界の修復屋として覚醒した姿。
彼の必殺技は、緩んだ細胞と細胞の隙間に鎖を巻き付け、ギュッと縛り上げる「タイトジャンクション・ロック」。
彼が通り過ぎた後の腸壁は、水も漏らさぬほど強固に結束される。
「俺の鎖は短いからこそ、固く結べるんだよ」と、長い鎖を持つ脂肪酸(油)たちに対してマウントを取るのが趣味。


【ロバストネス・メモ:専門家による補足】

実在する「酪酸」と「4つの鎖」
キャラクターのモチーフになっている4本の鎖は、酪酸の化学構造(炭素数4)を表しています。
このC4という短い構造(短鎖脂肪酸)のおかげで、腸の細胞に素早く吸収され、最強のエネルギー源となります。

【メカニズム】炎症を抑え、物理的に「縫う」
酪酸には強力な抗炎症作用があり、腸の火事(炎症)を消火することでバリア機能を守っています。
しかし、それだけではありません。

近年の研究では、酪酸が遺伝子レベルで働きかけ、タイトジャンクション(細胞同士の結合装置)を作るタンパク質(ZO-1やオクルディンなど)そのものを増やすことがわかっています。
つまり、酪酸は火事を消す(抗炎症)だけでなく、壊れた壁を新しいレンガとセメントで作り直す(修復・強化)という、攻守両面の働きを持っているのです。

【攻略法】腸の「結束バンド」を増やせ!
未消化のタンパク質や毒素が血液中に漏れ出すリーキーガット(腸漏れ)を防ぐには、物理的なバリアの強度が不可欠です。

アクションプラン
毎日、水溶性食物繊維(海藻・大麦)やレジスタントスターチ(冷や飯)を食べて、お腹の中でこのC4チェーン使いを雇いましょう。
彼らがあなたの腸の隙間を内側から縫い合わせ、ロバスト(強靭)な防壁を築いてくれます。

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