■ 第1形態

<解説>
冬の寒さに耐えるヤブツバキの葉の中で、ひっそりと筋トレに励む緑色の小さいおじさん(妖精)。
世間では「ビタミンC」ばかりがチヤホヤされることに納得がいかず、日々「俺の方が抗酸化力は上だ」と壁に向かってブツブツ言っている。
しかし知名度が低すぎるため、誰にも気づかれずにただ葉っぱの中で酸化を防ぐだけの毎日。
最近、美容業界から少し注目され始めており、「ようやく俺の時代が来たか」とワックスで髪をテカテカにセットし始めた。
■ 第2形態

<解説>
長年の嫉妬と筋トレが実を結び、全身が「還元エネルギー」で発光し始めた覚醒形態。
その輝きは直視できないほど眩しく、周囲の酸素を片っ端から還元して無害化していく。
「ビタミンC先輩、あざっした!」と余裕の態度を見せるが、心の奥底ではまだレモンの黄色を見ると少しイラッとするらしい。
彼の通った後はサビ(酸化)一つ残らないクリーンな状態になるが、あまりに強力すぎて自分自身が何を守っていたのか忘れることがある。天然のドジっ子属性。
【ロバストネス・メモ:専門家による補足】
実在する「カメリアノサイド(フラボノール配糖体)」とは?
カメリアノサイド(Camellianoside)は、ヤブツバキ(Camellia japonica)の葉から発見された、ツバキ属に固有のフラボノール配糖体です。
名前が似ている「カメリオサイド(サポニン)」とは別物で、こちらはポリフェノール(フラボノイド)の仲間です。
特筆すべきは、その圧倒的な抗酸化力です。
試験管内の実験(DPPHラジカル消去活性試験など)において、抗酸化物質のゴールドスタンダードであるL-アスコルビン酸(ビタミンC)やL-システインよりも強力な活性を示したというデータが報告されています。
植物にとって、冬の乾燥や紫外線は強烈な「酸化ストレス」です。常緑樹であるツバキが、あの青々とした葉を維持できるのは、カメリアノサイドのような強力な抗酸化物質が細胞を守っているからだと考えられています。
【活用法】「カメリアノサイド」でサビない体を作る
私たちの体も、呼吸をするだけで常に「酸化(サビ)」のリスクにさらされています。これを防ぐのが「ロバストネス(頑健性)」の第一歩です。
1. 究極のアンチエイジング成分として
カメリアノサイドには、強力な抗酸化作用に加え、抗アレルギー作用(ヒスタミン遊離抑制)も報告されています。
現在、この成分を配合した化粧品やサプリメントの研究が進んでいます。「ビタミンCでは物足りない」という方にとって、次世代のエイジングケア成分として期待大です。
2. ツバキ茶や抽出エキスの活用
カメリオサイド(サポニン)と同様、ヤブツバキの葉を活用した「ツバキ茶」などで摂取可能です。
日常的に強力なポリフェノールを取り入れることで、紫外線ダメージのケアや、アレルギー体質の改善といった「体の防御力アップ」が期待できます。

