■ 第1形態(ダイゼインくん)

<解説>
大豆製品を食べると腸という名の広大なダンジョンに現れる、エクオールの前世の姿。見た目はただの豆だが、心には熱いピンク色の魂を秘めている。
しかし、彼は単独では何もできない。「選ばれし腸内細菌(エクオール産生菌)」というパートナーに出会えなければ、哀れ、そのままトイレへと流されていく運命にある儚き存在。常にキョロキョロと運命の出会いを探しているが、日本人の約半数はその相手を持っていないという残酷な現実が彼を待ち受けている。合掌。
■ 第2形態(スーパーエクオール様)

攻撃力 3,800
体 力 4,500
<解説>
奇跡の確率で運命の腸内細菌と出会い、覚醒進化した真の姿。「女性ホルモン(エストロゲン)」によく似た仮面を被り、体内の細胞たちを「あれ?本物のホルモン来た?」と勘違いさせることで、更年期の不調や骨のスカスカ化、肌のショボショボ化を防衛するスゴ腕詐欺師系ヒーロー。
その効果は絶大だが、体内での滞在時間は短く、毎日大豆を食べ続けないとすぐにいなくなってしまう。「会いたければ毎日貢げ(大豆を食え)」という、なかなかの俺様キャラである。
【ロバストネス・メモ:専門家による補足】
実在する「エクオール」とは?
エクオールは、大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という成分が、腸内細菌によって代謝されて作られる物質です。
女性ホルモンである「エストロゲン」と化学構造が似ており、体内でエストロゲン受容体に結合することで、弱まった女性ホルモンの働きを補うような作用をします。これにより、更年期障害の症状緩和、骨密度の低下抑制、肌のシワ改善などの効果が研究で報告されています。
まさに、加齢による変化に対して体がしなやかに適応する力=「ロバストネス」を支える重要な成分と言えます。
エクオール活用法(あなたは作れる?作れない?)
最大のポイントは、解説にもあった通り「日本人の約半数しか、体内でエクオールを作れない」という事実です。エクオール産生菌を持っていない人は、いくら大豆を食べてもダイゼインのまま排出されてしまいます。
- まずは現状把握(ソイチェック)
自分が「作れる人」か「作れない人」かは、尿検査(ソイチェックキットなど)で簡単に調べられます。まずは自分の体質を知ることが、戦略的な健康管理の第一歩です。 - 「作れる人」のアクション
おめでとうございます!腸内環境が良い状態です。納豆、豆腐、豆乳などの大豆食品を毎日積極的に摂りましょう。同時に、産生菌の餌となる食物繊維(特に水溶性)やオリゴ糖を摂取し、腸内フローラを良好に保つことが重要です。 - 「作れない人」のアクション
残念ながら大豆を食べてもエクオールは作られません。しかし、悲観する必要はありません。「エクオール含有サプリメント」を利用することで、直接体内に取り入れることができます。これは「課金アイテム」で強力な助っ人を雇うようなものです。賢く利用してロバストネスを高めましょう。

