■ 第1形態:エルゴ坊や

<解説>
森の奥深く、湿った落ち葉の下から這い出てきた「キノコの隠し子」。
体から常に微量の硫黄臭を漂わせており、本人はそれを「大人のフェロモン」だと勘違いしている、哀しきナルシスト。
なぜか人間の脳みそに異常な執着を見せ、「ねえ、君の脳に入れてよぉ」と囁きながら近づいてくる。基本的には無害だが、そのストーカー気質な視線に耐えられる者は少ない。熱湯風呂が好き。
■ 第2形態:黄金菌騎士エルゴ・バリアス

攻撃力 3,800
体 力 4,500
<解説>
数千年の時を経て(あるいは鍋でグツグツ煮込まれて)、真の力に目覚めた姿。
全身から放つ黄金色の「抗酸化ガス」は、あらゆる体のサビを落とす強力なバリアとなるが、半径5メートル以内の生物を強烈な硫黄臭で気絶させる諸刃の剣。
「長寿の秘宝」として崇められているが、本人の願いは相変わらず「ずっと脳みそのそばにいたい」だけ。その重すぎる愛が、今日も宿主の体を守っている。
【ロバストネス・メモ:専門家による補足】
実在する「エルゴチオネイン」とは?
エルゴチオネインは、キノコ類(特にタモギタケやシイタケ、エノキなど)や一部の微生物にしか作れない、非常に希少なアミノ酸の一種です。
理学療法士の視点から見ると、この物質の最大の魅力は「強力な抗酸化作用」と「体内での特殊な挙動」にあります。
私たちの体、特に脳や赤血球、肝臓など、酸素を大量に消費しダメージを受けやすい場所には、エルゴチオネイン専用の入り口(トランスポーター)が存在します。これは、体が「この物質は絶対に必要だ!」と認識し、積極的に取り込んで重要拠点に配備していることを意味します。
ビタミンEの約7000倍とも言われるその抗酸化力は、体をサビ(酸化ストレス)から守り、細胞の老化を防ぐ強力な盾となります。まさに、体の「ロバストネス(頑健性)」を底上げするエリート成分なのです。熱や酸に非常に強く、調理しても壊れにくいのも大きな特徴です。
【活用法】キノコ鍋で脳まで防御力アップ!
ロバストネスな体を手に入れるための具体的なアクションは以下の通りです。
- キノコを常食せよ: タモギタケが含有量トップクラスですが、手に入りやすいシイタケ、マイタケ、エノキなど、色々なキノコを組み合わせて日常的に食べましょう。
- 加熱調理を恐れるな: エルゴチオネインは熱に非常に強いです。鍋、スープ、炊き込みご飯など、汁ごと摂取できる調理法が効率的でおすすめです。
- 継続が鍵: 体内に蓄積される性質がありますが、一度に大量摂取するより、毎日コツコツとキノコを食べる習慣が、長期的な健康の防波堤を築きます。
脳の健康維持にも期待されている成分なので、「最近物忘れが…」という方も、積極的にキノコ生活を始めてみてください。

