■ 第1形態:Nrf2(ナーフツー)

<解説>
細胞の平和を守る…予定の落ちこぼれ。
いつも重すぎる相棒(Keap1)に束覚され、24時間体制でゴミ箱へ捨てられ続ける過酷な労働環境に身を置いている。
「俺が本気を出せば、活性酸素なんて指一本だよ」が口癖だが、今のところ指を動かす許可すら下りていない。
ブロッコリースプラウトの香りを嗅ぐと、なぜか重りが外れそうな予感がして、ちょっとだけワクワクしている(範囲攻撃)。
■ 第2形態:覚醒神 Nrf2・ザ・コマンダー

<解説>
Keap1の束縛を解き放ち、細胞核の玉座に君臨したロバストネス界の絶対王者。
もはや「スイッチを押す」レベルではない。彼が一声叫ぶだけで、数百種類の抗酸化酵素たちが「イエッサー!!」と絶叫しながら死ぬ気で働き出し、体中の毒素が光の粒子となって消滅する。
その姿はあまりに神々しく、細胞たちは直視できない。最強にして最後の砦。
ただし、調子に乗って働きすぎると細胞のリソースが枯渇するため、必殺技の持続時間は短い。
【ロバストネス・メモ:専門家による補足】
実在する「Nrf2(ナーフツー)」とは?
Nrf2は、私たちの細胞内に存在する「転写因子」と呼ばれるタンパク質の一種です。普段はKeap1というタンパク質に結合して分解されていますが、紫外線、大気汚染、酸化ストレスなどの刺激を受けると、その結合を離れて細胞の核へと移動します。核に入ったNrf2は、数百種類もの「抗酸化酵素」や「解毒酵素」のスイッチを一斉にオンにする役割を担っています。まさに人体に備わった「防御システムのマスター・スイッチ」と言える存在です。
【活用法:Nrf2を呼び覚ましてロバストネスを強化する】
Nrf2を活性化させることは、病気や老化に負けない、しなやかで強い心身=「ロバストネス」を構築する上で欠かせません。この最強のヒーローを呼び覚ますための具体的なアクションは以下の通りです。
- スルフォラファンを摂取する: ブロッコリースプラウトに豊富に含まれるスルフォラファンは、強力なNrf2活性化剤です。3日に1回程度食べるだけで、体内の防御スイッチがオンになります。
- 適度な運動(ホルミシス): 運動による一時的な酸化ストレスは、Nrf2を覚醒させる「良い刺激」となります。
- ワサビやニンニク: これらの辛味・刺激成分も、Nrf2を刺激して解毒能力を高めてくれます。
日々の食事や適度な刺激でNrf2を適度に働かせること。それが、錆びない体=ロバストネスへの第一歩です。

