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【No.36】腸腰筋について

NOVASTストレッチでは、腹臥位(うつ伏せ)で行うストレッチは大腿四頭筋と腸腰筋(ちょうようきん)でした。
お尻の骨である仙骨を前傾させないように工夫が必要でしたね。
腸腰筋は腸骨筋(ちょうこつきん)、大腰筋(だいようきん)、小腰筋(しょうようきん)の三つの総称です。
腸腰筋は股関節の前面にあって股関節を屈曲(前に曲げる)させる筋です。

(ここにメンバーのみが閲覧できる画像を挿入します。)

画像の通り、付着部が腰椎(腰の骨)前面から大腿骨の小転子というところにあるため、純粋な股関節の屈曲だけでなく、やや外旋(外に回旋)させる作用もあります。
腸腰筋は脚を上げたり、体幹がのけぞらないようにするために重要です。
速く走る、階段を昇る、踏ん張れるようにするためにしっかり鍛える必要があります。

一方、反り腰のような姿勢の方はこの筋が短くなっていることが予想されます。
反り腰タイプ(前弯症といいます)の方は腰痛になりやすく、腰椎分離症や腰椎すべり症、筋筋膜性腰痛のリスクが高くなります。
腹筋が弱く、腸腰筋で体幹を前屈させてしまい、背中にある脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)がセットで固くなります。

伸ばし過ぎは禁物ですが、腰痛を予防するためにも腸腰筋のストレッチは重要です。
仙骨が前傾しないように気をつけながらお願いいたします。

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【No.62】免疫担当の白血球

以前、血中の酸素を運ぶを役割のある赤血球を紹介しました。
血液には赤血球などいわゆる血液の細胞である血球成分と、主に液体となる血漿成分に分けることができます。
血球成分には赤血球、白血球、血小板があります。

今回はそのうちの白血球について説明します。
白血球は題名にもある通り、免疫を担当する血液細胞です。
白血球をさらに細かく分けると
・好中球
・好塩基球
・好酸球
・リンパ球
・単球
の5つに分けることができ、最も多いのが50~70%を占める好中球です。

好中球は細菌などに感染すると、感染部位に集まります。
これを”遊走”といいます。
そして細菌を飲み込み殺菌します。
これを”貪食”といいます。
役目を果たした好中球は死んで膿となり排出されるか、さらに大きなマクロファージ(単球の一種)という細胞に貪食されます。

次に多いのがリンパ球です。
好中球が細菌など比較的大きな敵に対応するのに対し、リンパ球はウイルスなどの小さな敵に対応します。
リンパ球もさらに分けることができて
・Tリンパ球
・Bリンパ球
・NK(ナチュラルキラー)細胞
などがあります。

Tリンパ球は”細胞性免疫”で、直接ウイルスと戦います。
Bリンパ球は”液性免疫”で、いわば飛び道具を使ってウイルスと戦います。
NK細胞もTリンパ球と同様に直接ウイルスと戦いますが、Tリンパ球は攻撃する前に敵であることを認識させる必要があるのに対して、NK細胞は生まれつき敵を認識する性質があります。

Bリンパ球の液性免疫の飛び道具は”抗体”です。
抗体は免疫グロブリンと呼ばれさらに5つに分類されます。
・IgG(最も多い)
・IgA(鼻汁や唾液、腸液に含まれる)
・IgM(最も大きい)
・IgD(脾臓中のB細胞活性化)
・IgE(最も少ない。アレルギーに関与)

このように、一言で白血球は免疫を担当すると言っても、様々な種類があり機能もそれぞれで異なっています。

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ほんの一例ですが、ストレッチする筋肉のことだけでなく、身体に関する知識をたくさん学ぶことができます。

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