ロバストネス(Robustness)とは

 

現代社会の特徴として、大きな問題になっているのが環境の変化です。
猛暑日が続いたり、局所的な大雨が大きな水害につながったり、水質や大気が汚染されたり、その他にも多くの環境問題が話題となっています。
最近ではパンデミックやそれに続く免疫力の低下なども問題になりました。
ただ、こうした危機は地球の長い歴史のなかで何度も繰り返されてきています。
今現在、地球上で生活している生物は、様々な環境の変化に対応する力でこうした危機を乗り越えてきた経験があり、我々の体に潜在的な能力として備わっています。
こうした環境の変化に抵抗する力のことをロバストネス(Robustness)と言います。
健康長寿社会を実現するためには、ロバストネスを高めることが重要です。

ロバストネス(Robustness)とは

Wikipediaによるとロバストネスの定義は以下のようになっています。

”ロバストネス(英: robustness)とは、ある系が応力や環境の変化といった外乱の影響によって変化することを阻止する内的な仕組み、または性質のこと。頑強性(がんきょうせい)、頑健性(がんけんせい)、堅牢性(けんろうせい)、ロバスト性とも言う。
ロバストネスを持つような設計をロバスト設計、ロバストネスを最適化することをロバスト最適化という。
「頑強な」という意味の形容詞 “robust” が語源であり、他に頑強性、強靭性、堅牢性、強さなどと呼称されることもある。”

引用:Wikipedia

また、生物学では以下のように使われています。

”進化については諸説あるが、生物は種の生存のために生育環境の変化に対応して形態・形質を変化させ対応してきた。これは、世代交代を利用したロバストネスの現れ方の一つである。
個体レベルでみると、免疫系や恒常性(ホメオスタシス)がロバストネスの典型的な例である。

引用:Wikipedia

このように、ロバストネスは体に起こる外的・内的な刺激に対する反応であり、ロバストネスの力が強ければ病気や怪我に負けることなく健康に過ごすことができ、高いパフォーマンスと若々しさを保つことができると言えます。
言い換えれば、免疫力や抵抗力のことであり、抗ストレス、抗老化、抗酸化、抗炎症、抗肥満、抗がん、抗菌、抗ウイルス、抗関節損傷などの力です。

強い肉体ロバストネスはマッチョということではない

単に屈強な肉体というと、マッチョな方を想像してしまいますが、ロバストネスの『強さ』の意味はそうではありません。
正しい習慣をしていれば適切な体脂肪率となるため、自然に腹筋が割れてシックスパックになりますが、シックスパックになることを目的にしているわけではないのです。
また、ものすごく身体が柔軟であるとか、すこぶる頭が良いといったことも『強さ』のひとつと言えますが、このような一つの指標が飛びぬけて突出することも同様に『ロバストネスが高い』というわけではありません。
もちろん、マッチョであったり、柔軟であったり、頭が良かったりすることも強さですので、重要な要素です。
しかしここで言いたいのは、必ずしもマッチョになる必要はないということです。
マッチョになるためには強すぎる負荷が必要ですし、関節や腎臓、心臓などの一部の臓器にとっては健康であるとは言い難いです。
重い物を持ち上げる力も時には必要ですが、関節を傷めて変形させてしまってはロバストネスが低下したと言わざるを得ません。
ロバストネスはあくまでも内外の環境変化に対応するための強さなのです。
環境に応じて必要な筋力、柔軟性、俊敏性、持久力、バランス能力、認知機能、空間把握能力、免疫力、コミュニケーション能力、ホメオスタシスなどあらゆる側面の力が備わっていて、はじめて高いロバストネスとなります。
つまり総合的に高い運動能力、美しい身体、日中は元気ハツラツで夜間はしっかり眠ることができ、頭もスッキリしていることが重要です。

ロバストネスを高める方法

ロバストネスを高めるために予防医学の知識が役立ちます。
ゴールドスタンダードとなっていることとしては以下のような、よく知られている方法があります。

  • 健康的な食生活を送る
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない
  • 十分な睡眠をとるなど

最近は腸内細菌叢の多様性が重要であることも分かってきています。
ただ、これらをどのように実践すれば良いのかはあまり知られていません。
間違った情報が出回っていることもあります。

多くの事柄が今なお研究段階であり、個人にとってこれが絶対に正しいと言うことはできません。
そのため、予防医学の最新の情報を学び続け、柔軟に対応していく必要があります。
こうした正しい知識を得る力もロバストネスの一つです。

NOVAST®ストレッチ協会では科学的な根拠を追究し、最新の情報を学んで頂く環境を整えています。
運動、栄養、睡眠の具体的な方法についてはもちろんのこと、サーカディアンリズムやエネルギー代謝、免疫の仕組みなどについても正しく学んで頂き、どのようにして炎症レベルを下げてロバストネスを高めていくべきなのかをお伝えしています。

まずはストレッチから

ロバストネスを高める一つの習慣として、ストレッチがあります。
ストレッチは炎症レベルを下げるだけでなく、関節の可動域を増大し、力の伝達を最適化します。
高い身体パフォーマンスを維持するためには欠かせない習慣と言えます。
また睡眠前に10~15分程度の全身ストレッチを行うことでぐっすり眠ることができます。
睡眠は脳脊髄液を利用して脳に溜まったゴミを洗い流すのに重要であることが最近の論文で報告されています。
サーカディアンリズムを整えて、全身の細胞のリズムを合わせるためにも重要な習慣です。
ストレッチの正しい方法を多くの方に伝えることはロバストネスの底上げとなり、健康長寿社会の実現に向けて重要だと考えています。
そのためには、正しい知識と技術を伝える指導者(NOVAST®インストラクター)が必要です。
ご興味のある方は是非ご連絡ください。

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