回復期病院でのリハビリってこんな感じですこんにちは。野々川です。 今回は自分が勤務している回復期病院を例にして、回復期病院でのリハビリについてご紹介しようと思います。 一日当たりのリハビリの回数は
のいずれかとなっております。人によりリハビリ内容は身体強化や脳の運動など多岐にわたりますが、はっきり言いまして疲れます(笑) ただし骨折で入院されている方に関しては、免荷期間といい体重をかけてはいけない時期があります。その期間中は疲れるほどリハビリが行えないので面白くないかもしれません(笑) 免荷期間は骨折部位と個人差により様々ですが、骨折部のくっつき具合により体重の内いくらかは体重をかけてよくなり全体重がかけられるようになるまで1ヶ月以上かかることが多いです。リハビリと言えば、骨折したところの筋力をつけるや半身麻痺になり使いづらくなった手足を使いやすくするなどをイメージされると思います。しかし実際はそれ以外にも、筋力が低下しているところがあれば訓練しますし、麻痺してない手足の訓練を行うこともあることを覚えておいてください。
自主トレーニングはとにかく相談して!!
基本的に病院では転倒予防に努めておりますので空き時間での自主トレーニングは禁止です。なにも病棟の看護師さん介護さんは良くなって欲しくない訳ではないので、とにかくリハビリ担当者に相談してください!! その人に合った運動量で安全に行える自主トレーニングを提案してくれます。ただし、それ以外のトレーニングを行っているところを発覚すると、注意を受け最悪の場合自主トレーニング禁止となる場合がありますので気を付けてください。また、「もっとたくさん自主トレしたい!!」「違うこともやってみたい!!」このような時はリハビリ担当者に相談してください。ちなみにですがリハビリ担当者が普段のリハビリに加え自主トレーニングを行っても大丈夫な体力があり、かつルールを守り安全に行えると判断した時は、リハビリ担当者から自主トレーニングを提案することもあります。その提案が負担であれば断ってくださいね!!頑張りすぎは良くないですよ!!
頑張りすぎはデメリットばかりリハビリ職も専門職とはいえ一人の人間です。スーパーマンではありません(笑) 一度リハビリしただけではその人の適切な負荷量を把握することは難しいです。そのためリハビリを受ける側の方の意見や感想を聞きながら負荷量を調整していきます。正直なところ患者様はあまり多くを語らない印象を受けます。リハビリ担当者は体力的にも身体的にも実施できるため良かれと思い提供しているリハビリが負担となっていると気が付けず、ふと患者様の一言で負担となっていると発覚するケースが少なくないです。「リハビリ担当者が一生懸命になってくれているからと頑張ってしまった」、「早く良くなりたいから頑張ってしまった」等の話を聞いたことがあります。毎日のリハビリが過負荷になってしまうと疲労が溜まってしまい訓練中に休憩を多くとるようになりリハビリの質が下がってしまったり、転倒してしまう可能性も出てきてしまいます。頑張りすぎることは何よりも患者様のためにならないのです。中には実現が難しいこともありますが、転倒予防やリハビリの質を維持するためにもどんなことでも(入院生活のこと等も)相談してほしいというのがリハビリ担当者としての思いです。 次回回復期病院入院生活中のリハビリについては以上になります。今回の内容は入院中のリハビリの大まかな概要とお願いでした。 次回から入院中の病院生活について触れていきたいと思います。 ではまた!! |
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