クライアント様のためにまずは自分のスキルを伸ばす
毎月定期的にセミナーを開催していますが、NOVASTインストラクター認定セミナーを受講される皆さまのなかには、本当に熱心な方が多いです。これからの時代を担っていく分野であろうAIやロボット、自動運転、ITなどのお仕事に就いているのに、NOVASTインストラクターとしてもやっていこうという方がたくさんみえます。また、すでに成功しているであろう薬剤師、柔道整復師、鍼灸師などの医療従事者もたくさんみえます。こうした熱心な意識の高い方はやっぱりクライアント様のことを考えて、まずは自分のスキルアップを目指しているんだろうなと感じます。私も皆さんに負けず、日々の勉強を怠らないようにしています。
日々の勉強を意味のあるものにする
身体に関わる仕事をしている以上、日々勉強するのは当たり前のことです。お医者さんだって、周囲のコメディカルだってみんなやっているはずです。少なくとも私はやっています。ちょっと趣味的な要素もありますが、少なくとも勉強することで不安は解消されますし、自身をもってクライアント様と接することができます。ただ勉強すべき分野があまりにも範囲が広いので、これは関係ないかもしれないと思うことも多々あります。たとえば、ビジネス書や自己啓発書などは、特定のクライアント様には全く関係がありません。でも、ビジネス書や自己啓発書には哲学であったり道徳であったり、自己のパーソナリティを高めるための本がたくさんあるんです。ものの見方や考え方が変わるとクライアント様に対するアドバイスも多角的にできるようになります。やっぱり意味のない勉強なんてないんだなと思います。
大学時代に出会った7つの習慣
スティーブン・R・コブィー著の『7つの習慣』に初めて出会ったのは、大学時代に親しかった友人の勧めでした。そこにはイン・サイド・アウトのアプローチという概念が書かれていました。これまで、仕事や勉強は指示されたことをやってきました。理不尽なことを言われるといちいち反応してストレスを感じることもありました。これはその反対のアウト・サイド・インのアプローチで考えているから起こる問題です。つまり外側の環境に自分が影響を受けているわけです。もしイン・サイド・アウトのアプローチが出来ていれば、自分から仕事を取りにいけるし、進んで勉強ができるようになります。理不尽なことを言われたとしても上手くかわして(反応を選択して)ストレスにはならなかったでしょう。この考え方でいればどんな問題に対しても自分に責任があり、自分が変わることであらゆる問題を解決することができるようになります。
クライアント様のために今自分ができること
クライアント様というのは自分が影響を及ぼすことができる身近な存在です。自分が変わることで、クライアント様の問題も解決できるかもしれません。特に自分のスキルを伸ばすという観点においては、間違いなく変わっていく必要があるでしょう。そのためにはイン・サイド・アウトのアプローチで考えて、日々の勉強を怠るわけにはいきません。施術のスキルもより上手くできるようになった方が良いに決まっています。コミュニケーションスキルにおいても同様です。基本的な傾聴や受容というテクニックは自己のパーソナリティによって大きく伸ばすことができるスキルの一つです。そのためにビジネス書や自己啓発書も読んでいるわけです。クライアント様のことを考えるなら、まずは今すぐ自分を変えていこうと思います。