前回につづいての、今回はクイックトレーニングについて、またスローとクイックの順番などについて書いていきたいと思います。
よろしくお願い致します。
クイックで筋肉を壊す!
前回書いたように、クイックトレーニングとは、素早い動作で運動すること。
これにより筋肉に対して瞬間的に強い負荷をかけることができます。
するとスロートレーニングでは引き起こすことができない物理的な筋損傷を生じさせることができます。
破壊!「物理的ストレス」
クイックトレーニングによって引き起こされた筋損傷を修復する過程で、たんぱく質のさらなる合成や筋線維の核の増加などが起きて、筋肥大につながります。
これが「物理的ストレス」と言われています。
スローtoクイック?クイックtoスロー?
どちらを先にやったほうがいいのか。。。
まず、筋肉体操で行われているものはスローtoクイックです。
その筋肉体操でおなじみの谷本先生曰く、クイックトレーニングは関節や筋肉への負担が強いためケガのリスクが高くなる。スロートレーニングは物理的なストレスを与えるものではないのでケガのリスクは少ない。そのスロートレーニングで筋肉を疲労させた後にクイックトレーニングを行うことで無理なクイック動作を抑制し、けがのリスクを抑えられる。とのことです。ただ、同氏の以前の本にてスローでパンプアップさせた後のクイックでは疲労のため十分なクイックトレーニングが行えず、さらに動作が固くなりケガのリスクが高まる。とも書かれているようです。
私の見解
まず、クイックトレーニングはスロートレーニングに比べケガのリスクは高いと思います。そのため、運動になれていない方はまずスロートレーニングから始めた方がよいかと考えます。
ただ、疲労後のトレーニングとして、クイックかスローか、(辛さは別として)どちらのほうが十分に行うことができないか、を考えるとクイックトレーニングであろうことは明白であると思います(疲労でスローになってしまう、早く行おうとばかりで十分な範囲を動かせないなど)。
ということから、まずはスローtoクイック。
トレーニングに慣れて、自分の身体の限界などを十分に理解できてからクイックtoスローにて更なる効率を求めていく。
これがよいかな、と考えます。
以上になります。何かの参考になれば幸いです。
先月間に合わせることができなかったため、今月は2つ投稿させていただきました。
引き続きよろしくお願いします。