タンパク質の選び方にご留意ください!

タンパク質は身体の構成要素であったり機能を維持したり非常な重要な栄養素です。
良質なタンパク質を選ぶことは健康を維持するうえで非常に重要です。
誤解されがちな『良いお肉』は良くない物質を含んでいる可能性があります。
重要なのは動物が食べている飼料や環境が私たちの体を作っているということです。
詳しくはこちらの動画または下記の記事をご覧ください。

牛肉の選び方

牛肉には穀物を餌にしている『グレインフェッドビーフ』牧草を餌にしている『グラスフェッドビーフ』があります。
グレインフェッドビーフは遺伝子組み換え穀物を食べている可能性が高く、有害な除草剤や防虫剤を吸収している可能性があります。
一方、グラスフェッドビーフは牧草を食べているのでそうした心配がありません。
これは牛乳でも同じことが言えます。
グラスフェッドビーフの生産者は健康に留意している方が多いので、牛乳をたくさん出すためのホルモン剤や乳腺炎に対する抗生物質などにも配慮されていることが多いです。
またエゴマなどを食べてオメガ3脂肪酸を豊富に摂取するように工夫している酪農家さんもいらっしゃるようです。
牛肉には基本的に亜鉛が豊富に含まれますので、亜鉛が不足しがちな日本人はグラスフェッドビーフを積極的に摂ると良いでしょう。

鶏肉の選び方

次に鶏ですが、同様に自由に歩き回れるように育てた平飼いの鶏を選びましょう。
鶏舎でぎゅうぎゅう詰めにされている鶏は不健康で遺伝子組み換え作物を餌にしていることが多いです。
また、平飼いの鶏はイワシを餌に混ぜてオメガ3を強化している場合もあります。
こうして産まれた卵は『オメガ3強化卵』として販売されています。
鶏肉には基本的にカルノシン(イミダゾールペプチド)が豊富に含まれおり、疲労軽減の効果があります。

豚肉の選び方

豚肉はオメガ9脂肪酸が豊富なイベリコ豚が良いです。
ドングリを餌にしていることがオメガ9脂肪酸を豊富にする理由です。
オメガ9脂肪酸は一価不飽和脂肪酸のことで、オリーブオイルにも含まれるオレイン酸です。
オレイン酸には抗炎症作用やインスリン抵抗性を改善する効果があります。
以前は豚肉を食べると肥満になるというイメージがありましたが、逆に肥満を解消するために豚肉を摂取しなければなりません。
豚肉には基本的にビタミンB群が豊富に含まれており、皮膚や粘膜の健康維持やエネルギー代謝の改善に効果があります。

魚の選び方

魚選びは水銀などの重金属問題に気をつける必要があります。
日本近海も水銀濃度が高いことが分かっています。
小さな魚はそれほど心配しなくても良いですが、大きな魚はそうはいきません。
小さな魚を少し大きな魚が食べ、少し大きな魚をもっと大きな魚が食べるということをしていくうちに、水銀濃度がどんどん高くなります。
これを『生物学的濃縮』と言います。
そのため、マグロのような大きな魚には注意が必要です。
一方、小さな青魚はオメガ3脂肪酸、特にDHAやEPAが豊富なので積極的に摂るようにしましょう。
心臓病や動脈硬化、アルツハイマー病予防に効果があります。

大豆の選び方

最期に大豆ですが、国産有機のものを選択しましょう。
アメリカやカナダ産のものは遺伝子組み換え食品である可能性が高いです。
先にも述べましたが、遺伝子組み換えということは除草剤や農薬に耐性がついており、こうした薬品を使っても枯れないようになっているということです。
つまり、こうした薬品の成分が残留している可能性が高いです。

大豆はアミノ酸スコアが100で全ての必須アミノ酸を効率よく摂取することができます。
また、更年期以降の女性には嬉しいフィトエストロゲンが豊富です。
これで骨粗鬆症を予防することができます。
大豆に含まれるゲニステインは乳がん予防や乳がんによる死亡リスクを下げる効果があることが分かっています。

大豆を選択するときにやはり納豆が最強です。
大豆にはレクチンというちょっぴり有害なタンパク質も含まれますが、発酵によりレクチンを減らすことができます。
また納豆に含まれるビタミンK2は骨を強くしたり、動脈硬化予防に効果があります。
有名なナットウキナーゼにも動脈硬化予防があります。

動物性タンパク質と植物性タンパク質の摂取配分

動物性タンパク質と植物性タンパク質との比は7:3が良いようです。
動物性タンパク質の割合がこれ以上多くなると死亡リスクを上昇させてしまうので、間に納豆を摂るようにすると良いでしょう。
また、動物性タンパク質のうち肉と魚の比は1:1が良いようです。

肉や魚、卵、大豆に関してはアレルギーの問題もありますので、くれぐれもアレルギーには気を付けてくださいね。
ではまた。

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