回復期病院入院生活 移動
こんにちは。野々川です。
病院内での移動手段は
- ・何もなしで歩いて移動する
- ・杖やシルバーカーなどの歩行補助具を使用して歩いて移動する
- ・車イスを使用して移動する
の大きく分けて上記3つとなります。さらに、職員と一緒に移動する方と1人で移動して良い方に分けられます。なので
- ・何も使用せず1人で歩いて移動する
- ・何も使用せず職員と一緒に歩いて移動する
- ・杖やシルバーカーなどの歩行補助具を使用して1人で移動する
- ・杖やシルバーカーなどの歩行補助具を使用して職員と一緒に移動する
- ・車イスを使用して1人で移動する
- ・車イスを使用して職員と一緒に移動する
と分けられます。歩行補助具を使用しても安全に歩くことができない方は車イスを使用して移動することになり、職員の付き添いが必要な場合と不要な場合があります。
一人で移動するために
職員と一緒に移動するのは、安全管理のためです。なにも本人の転倒予防のためだけではありません。病院は集団生活ですので周りへの配慮するためでもあります。また使用する移動道具をによって一人で移動することを目指す際に確認される場面が違ってきます。この記事では特に「回復期病院での入院生活において車イスを使用して移動する」ことについて触れようと思います。
車イスを使用して移動する方が一人で移動できるようにするため確認される項目は、車イスを漕いで移動できるだけでなく、周りへの配慮が必要になってきます。
- 安全に車イスが漕げること
- 周りにぶつからないように配慮して移動できること
- 排泄の際トイレにて安全にズボン・パンツの上げ下げが出来き安全に手洗いが出来ること
- ブレーキやフットレストの管理が適切にできること
などになります。
一人で移動することができるようになった後の注意点
リハビリにて机などに伝って歩く練習をしているとします。訓練中は見守りで行うことができ多くの練習を重ねており伝い歩きに関しては自信が出てきた。「ちょっとやってみようかな・・・」。絶対だめです。もしも転倒することがなかったとしても、その後の入院生活では”座コール”という車イスから立ち上がると音が鳴るマットを敷かれたり、場合によっては転倒防止ベルトを装着されてしまいます。入院生活をできるだけストレスなく送るためにもリハビリ時以外に立ち上がることの内容にお願いします。
もう一つ覚えていてほしいことは、「車イスでの移動が自立」が「トイレやベッドへの乗り移りが自立」ではないということです。トイレやベッドへ乗り移りを自立するにはまた別の確認事項があります。それについては以後の記事で触れていこうと思います。
最後に
次の記事では、「車イスからベッドへ移乗する」について話そうと思います。
ではまた‼︎