こんばんは。
自分は以前に維持期理学療法士としてという記事にて「手技に走っても適応する方が少ない」というようなことを書いていました。
その肢位が取れない、皮膚が弱くて摘まめない、などなど手技が適応できない場面は多いです。
ですが、そんな維持期病院で働く中でNOVASTが活きた場面はいたるところにあります。
今回はそんな維持期でNOVASTがどのように活かされているかを伝えられたらと思います。
アプローチの仕方は一つではない
NOVASTでは手技だけではなく、構造、原因、原理まで詳しく教わることができるため、肢位、姿勢などはアレンジが効きます。
また、NOVASTには様々なシーンで活躍されている療法士が在籍されているため、つながりが広くなればなるほど情報交換にてカバーできるところは増えていきます。
NOVASTを学んでいる人がその人の働く環境でどのようにNOVASTを活用できているか。それらをお互いが発信しあうことでその人に適したアプローチ方法も見つかりやすくなるかと思います。
真に重要なのはその原理
上でも書きましたが、NOVASTで教わるのは手技だけではなく、機能解剖から疼痛発生の原因、手技の原理まで教わります。
これによって「○○が痛いからここにアプローチ」のようなものではなく、そこが痛い原因、そのための評価、真にアプローチするべき部位、予防策などまで見えてきます。
もし仮にリリースなどの徒手アプローチが難しかったとしてもそれらがわかっているかわかっていないかでは、その他リハビリテーションプログラムを行う場合などでも全く思考が変わってきます。
環境設定で少しでも緩和させられるかもしれない、リリースは難しくても徒手による筋緊張緩和などで少しでもリアライメントできるかもしれない。
ほかにも、本人やそのご家族と話す際に、もちろん診断をしてはいけませんが、「わかりません」では信頼もあったものではありません。これは同僚との情報交換時や他施設へのリハビリテーションサマリーの作成時などでも同じです。
まとめ
NOVASTでは座学もあり、その構造、原因、原理まで学ぶことができる。またさまざまな療法士とのつながりができるため自分の引き出しにないものをたくさん得るチャンスもできる。
それらによって新たなアプローチの方法を自分で発見することも、仲間から教わることもあると思います。
手技に「使われる」のではなく、手技を「使う」。NOVASTで学ぶとこれが自然にできている。考えながら書いていて、今思ったことですが、そういうことかなと思います。
維持期でもNOVASTで得た知識・技術は日々活躍しております。
以上です。