『なぜ』から始めるイノベーションと最強のチーム作り

ゴールデンサークル

最近サイモン・シネック氏のゴールデンサークルを知りました。偉大な企業や人物、例えばiPhoneで有名な『Apple』などの大成功している企業は、なぜ(Why)それをするのかということを一番最初に訴え、一般的な企業はなに(What)を作っているのかを一番最初に訴えるということでした。ゴールデンサークルとはなぜ(Why)を中心に、どうやって(How)がそれを囲み、なに(What)がそれを囲む3重の円です。これはちょうど脳の水平断面を見た時に、大脳辺縁系を大脳新皮質が取り囲むのと同じ形状だと言います。中心の大脳辺縁系は感情や信頼、忠誠心などを司り、大脳新皮質は合理的な思考や言語を司る部位となります。つまり一般的な企業は機能やメリットなどの情報(言葉)を並べてセールスをするのに対し、Appleは感情に訴えかけてからセールスをするという違いがあるようです。なぜ?どうやって?何を?という中心から外へ向かってセールスすることが、人の心を惹きつけファンを獲得するポイントのようです。

イノベーションの普及法則

サイモン・シネック氏はさらに人の心を惹きつける必要性を分かりやすく解説しています。そこにはイノベーションの普及法則があると言います。イノベーションとは技術革新という意味で、近年であれば、携帯電話がスマートフォンに変わっていく様子で普及法則を説明することができます。スマートフォンが登場した瞬間にスマートフォンに変える人はイノベーターと呼ばれ、全体の2.5%だそうです。続いて『何それ?いいね』という具合にリスクなどを考えずに珍しがってスマートフォンに変える人がアーリーアダプターと呼ばれ、全体の13.5%、十分に知れ渡ってきてからリスクも検討して変える人がアーリーマジョリティと呼ばれる34%の人、さらにちょっと流行に乗り遅れたレイトマジョリティ、ラガードと続きます。ラガードの人はいつまでもガラケーを使い続けると決めていたのですが、結局ガラケーが終了することになったので仕方なくスマートフォンに変えるという人になります。
さて、サービスや商品を広く普及させるためには、15%から18%の市場浸透率が必要であるということがポイントになります。ここがティッピングポイントになり、ここを超えると一気に加速して普及するそうです。イノベーターやアーリーアダプターの半数程度は新しくて興味深い物だったら売り込まなくても買ってくれるので、10%程度は簡単だそうです。問題はここから5~8%の人にどうやって買ってもらうのかということです。ここで先のゴールデンサークルの違いがあるようです。成功例では中心から外に向かってセールスするのに対し、失敗例では外から中心に向かってセールスをしていることが多いのだそうです。何を売るのかではなく、なぜ売るのかを訴えかける必要があるようです。

得意な仕事を見つける思考パターン

人によって思考パターンが異なるのは何となく想像できます。自己紹介をする時に端的に短く話す人と、育った環境などの情報を含めるなど長く話す人がいるように、相手に情報を伝えるためにはどのようにすれば良いのか、瞬時に判断してアウトプットする方法が異なります。思考パターンは先のWhy、How、What、そしてそれらを順にしたストーリータイプの4種類に分けることができるそうです。Whatタイプの人は何をやるのかというところに重きを置いていて、とにかく『行動』することが大事という人です。Howタイプの人はどのようにやるのかというところに重きを置いていて、『計画』を立てることが大事という人です。Whyタイプの人はなぜやるのかというところに重きを置いていて、『目的』を持つことが大事という人です。最後にストーリタイプの人は人間関係に重きを置いていて、『関係性』を持つことが大事という人です。この4タイプはそれぞれ得意な仕事があります。Whatタイプは行動派なので、とにかく動きます。合っているのか間違っているのか関係なく、とにかく動いて結果を出してくれます。Howタイプの人は計画立案が得意です。まず何をして、次に何をすれば目標を達成することができるのかを考えてくれます。Whyタイプの人は目的を明確にするのでビジョンを描くのが得意です。ゴールをフワッと作り上げてくれます。ストーリータイプの人は体系化するのが得意です。マニュアル作りを任せて、皆が同じようにできるようにしてくれます。このようにタイプに合わせて得意な分野の仕事をすることがストレスを作らないコツと言えます。

最強のチーム作り

Whyタイプの人がビジョンを作り、Howタイプの人が計画を立て、Whatタイプの人が行動し、ストーリータイプの人が体系化する、この流れで循環するとゴールデンサークルと同様に結果が出やすいのだそうです。自分が何タイプなのかは①胸の前で腕を組むのと、②両手の指を組む方法で分かるようです。腕を組む場合に左腕が上、指を組む場合に左親指が上になる方がWhyタイプ、腕を組む場合に右腕が上、指を組む場合に右親指が上になる方がHowタイプ、腕を組む場合に左腕が上、指を組む場合に右親指が上になる方がWhatタイプ、腕を組む場合に右腕が上、指を組む場合に左親指が上になる方がストーリータイプです。私はどちらも左でWhyタイプでした。NOVASTのビジョンは見えています。ただどのようにすれば上手く広めれるのかが分かりません。動きもやはり遅いと思います。またみんなをまとめる力はないかもしれません。何となく当たっているように思います。他の理事の協力を得て、もっとNOVASTが広まり、皆様の健康をサポートできるように尽力して参ります。

 

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NOVAST®インストラクター

これまでにも、たくさんの方にパートナーストレッチの認定資格NOVAST®インストラクターを取得していただきました。

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