ゴルフトレーニングの科学的根拠について

エビデンスに基づくアプローチ

当協会でも大切に考えている『科学的根拠(エビデンス)』ですが、私は理学療法士として基礎医学を学び始めた頃に初めてこの言葉を知りました。医療の分野では『科学的根拠に基づく医療:Evidence Based Medicine』ということで略してEBMと呼ばれています。人の身体を扱う上で、根拠のない医療行為は大変危険です。ちょっと考えてみただけでも、効果があるらしいというウワサ程度の薬を飲まされたり、外科医が独自に考えた手術を受けるのは恐ろしすぎますね。リハビリの分野でも全く根拠のない徒手療法や運動療法を受けるのは絶対に避けたいところです。少なくとも教科書に掲載されるレベルのメソッドは、最低限のエビデンスレベルを有していることがガイドラインでも紹介されています。ほかにも基礎医学のエビデンスに則った方法でリハビリが進められるべきですし、理学療法士ならどうしてその運動療法を選択したのか、しっかり説明ができなければなりません。

コンディショニングやトレーニングにもエビデンスを

もちろん、当協会で紹介しているストレッチやリリーステクニック、トレーニング方法も科学的根拠に基づいた理論背景があります。主として『荷重伝達機能』を背景としていますが、たくさんの医学論文や書物を読み、勉強会や学術大会に参加して学んだ知識が基になっています。特にストレッチに関しては、様々な疾患のリハビリにおいてゴールドスタンダードとなっているコンディショニング方法ですから、適切に用いれば間違いなく効果が見込めます。一部、誤ったストレッチ方法がテレビなどでも紹介されているので、ストレッチも良し悪しがあると思われているのが残念でなりません。今後SNSでも情報の拡散がしやすくなり、あらゆるメディアで様々なコンディショニング方法が紹介されると思いますが、とにかくエビデンスに基づいたものかどうかをしっかりと見極める力が必要となってきます。

RIPS!!ではゴルフトレーニングの科学的根拠を紹介

私が個人で運営する『ゴルフトレーニング情報サイトRIPS!!』では、ゴルフトレーニングに特化したエビデンスを紹介しています。言うなれば『科学的根拠に基づくゴルフトレーニング:Evidence Based Golf Training』です。このサイトは私がこれまでに学んできた身体の知識と情報収集力を活かし、ゴルフ好きの方が少しでもエビデンスを知る機会になればと思い立ち上げました。スポーツのなかでもゴルフというのは、独学で始める方がとても多いです。それでも上手になる方はみえますが、多くの方がいわゆるアベレージゴルファー、平均スコアが100前後という状態です。独学を否定しているわけではありません。私もコーチをつけずに80を切ることができました。ゴルフの頻度は月に1~2回です。これにはやはり情報の力があります。どのような日々の習慣を身につけるのか、どのような練習をすると良いのか、正しい情報があれば正しく上達するというだけの話です。ただ私はトレーナーですので、こちらのサイトでは主としてフィジカルについて紹介しています。テクニックについてはやはりコーチに教えてもらうのがゴールドスタンダードと言えるでしょう。

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NOVAST®インストラクター

これまでにも、たくさんの方にパートナーストレッチの認定資格NOVAST®インストラクターを取得していただきました。

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